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1.
誰か僕を救えるか カワイソウな僕を救えるか クラスルームの空気に馴染めない 哀しいのは本当にそれだけ? 痛タタタ 誕生日迎えるたび またひとつ天才は死んでゆく どうせあの教室には戻れない 今じゃ同情買っても空しいだけさ 僕が哀しいのは いつまでもヒガイシャぶって 「正しいのは僕」から進めないからさ わかるだろう? そんな紆余曲折がありまして 僕はまっとうな道から外れ しかし大事なものも出来まして 今はそれなりに暮らしています ある日タイムラインは荒れ果てて 僕のホーム画面は地獄みたい されどようやく見つけた居場所を守るべく 戦うは怪人ヒガイシャー・エックス! 哀しいかな 誰もかもヒガイシャぶって 「正しいのは僕だ」と言いたげなのさ 所詮は主人公になれないと 知っていたはずの僕ら 憧れたヒーローになり損ね 観客に突付かれて されどようやく見つけた居場所を守るべく 戦うは怪人ヒガイシャー・エックス! 哀しいのは いつまでもヒガイシャぶって 「正しいのは僕」から進めないから 哀しいかな 誰もかもヒガイシャぶって 「正しいのは僕だ」と言いたげなのさ みんな負けたがるのさ!
2.
Hopeless 03:35
悲しい人は逃げられない どこまで走っても背中に不安の影 悲しい人は捨てられない 何を手に入れても今更いらない物も 腹の中では何を思っても 口にしなければわからないのに 誰もがあんたを認めてるのに その辺にしておけばいいのに 他人を下げなきゃ自分を守れない 他人を下げなきゃ自分を保てない 悲しい人やね 人やね 悲しい人は負けられない 間違いひとつだけで壊れる夢を見るから 踊る阿呆が見る阿呆を叩く 見下した奴に見下されてる 踊る阿呆が見る阿呆を叩く どっち剥いても金太郎飴 他人を下げなきゃ自分を誇れない 他人を下げなきゃ自分を満たせない 悲しい人やね 人やね 悲しい人はひとりじゃない だけど誰ひとりも彼を救ってくれない 悲しい人はみんなに褒められたい 悲しい人はみんなに愛されたい 悲しい人やね 人やね
3.
インターネットがなかったら なかったらよかったかもね そしたらこんなに窮屈な世界とはお別れだから バンドマンのおじさんが匿名アンチに喧嘩売る ユーチューブにお客さんを奪われてイライラしてる 落ち目のお笑い芸人が暇に飽かせてエゴサする 「おもんないなら劇場に直接文句を言いに来い」 インターネットがなかったら なかったらよかったかもね みんな見たくもないものは 見られないほうがいいでしょう 不登校の少年はツイッターで生きている ネット環境取り上げて 魚は陸に打ち上がる 認められたい青年は動画作りに精を出す ネタが過激になってっておまわりさんの世話になる インターネットがなかったら なかったらよかったかもね みんな画面の向こう側 何もないのと変わらんでしょう 他人の裸に評価を付ける まるで神様 僕ってなあに? 気に食わなけりゃ文句を付ける それでいい それでいいのさ みんな神様になるのさ インターネットがなかったら なかったらよかったかもね いっそなんにもなかったら 悟りってやつも開けるでしょうよ インターネットがなかったら... またインターネットが作られるでしょう
4.
Okay? 04:19
ねえ、君は平気かい? 僕はあんまり平気じゃない どんどん感受性が鈍って 疑問を感じなくなって 大人の事情も分かるようになった ねえ、君は違うのかい? それならそのままでいいんだ 今じゃ死にたくもないし 辛くないわけじゃないし 一体なんでこうなったんだろうな ぜーんぶ引っくり返してどっかへ逃げ出したいぜ したってお金がないなら三日で実家へ強制送還 「こんな自分に誰がした?」って虚空にキレてるような 大人にはきっとなりたくない この先ずっと生きていたって 悲しくなるだけなのになあ あのころ抱いてた気持ちはどう? 今となりゃ燃えてるとは言えないけど ねえ、夜は眠れるかい? 僕が眠るのは朝なんだ 何も書くわけじゃないし 映画を観るでもないし ただなんとなく夜更かしをすると 「ねえ、潮時ちゃうのかい?」 そんな言葉をふと思うよ 「それがきっと楽だ」って だけど矛盾してるよなあ 散々楽な方を選んできたのに 今は 整形でもすりゃ世界がちっとは違って見えるかな コンプレックスが多すぎて一生自分を愛せないかも 「自分嫌いな自分が好き?(笑)」って揶揄されたっていいけど 嫌いなもんは嫌いですよ これからずっと生きていくんだ 死ぬつもりだったのになあ 今からでも死んでみてはどう? はじめからそんな勇気なかっただけ 他人を笑うような余裕はどこにもないが 上ばかり見てたんじゃ今日も眠れない 他人を騙すようなことはちょっと避けたいが 生きて 死のうとせんかってええ このままずっと生きていくんだ 変われると思ったのにな うすうすは気付いていたでしょう? 僕の時間は止まったままだ 死ぬまでずっと生きていくんだ 出来るだけそうするでしょう これだけ話して気分はどう? 悪くはないけど ただ喋りすぎたね
5.
僕はとある小さな国の 名前も消えた"元"王様 ああ 愚痴みたいなもんだが その頃の話をしよう さあ 誰も僕を見ていないだろう? 権力だとかコネだとか そんなところばっかり見ては 持ち上げては擦り寄って 誰も僕を好きじゃないだろう? 好き勝手自由言いやがる 「褒め称えれば思い通りだ」と きっと思ってんだろう こんな人生疲れちゃった 世論は不満の声ばっか 最初の頃はもっとうまく回ってたのになあ 半端に得た物が却って僕の手足を縛っている 欲しかったのはこれくらい? いやそうじゃない 全てをくれ みんな消えてしまえ ここでは僕が王様 わからないなら僕の国には要らないよ 立ち去れ みんな消えてしまえ もっと大きな夢が見たい 意図に絡まった理想郷 自らの手でぶっ壊したんだ 民衆はみんな猛反対 鳴り止まない抗議のコール 「一度始めたことだろ、最後まで責任持てよ」と 勝手についてきただけだろ お門違いも甚だしい 僕は最初から僕のためだけに生きてきたんだ ついにやってきたエックス・デー 投票は僕抜きでやった この国はもう僕のものではないらしい 好き勝手やった代償が僕の身ぐるみを剥いでいく 当面の食料と水だけ持たされ門の外へ みんな消えてしまえ そして結果がこの様 僕ひとりだけ消えればつまりは同じみたいだね みんな消えてしまえ いつかは建てて見せましょう 誰一人望まない 僕だけが望んだ僕の国 僕は王様だった 今では見向きもされない わからないならわかる必要さえもないよ 今はね 僕は王様だった それはもう昔の話 今は街の隅で歌う吟遊詩人の飯の種 僕はとある小さな国の 名前も消えた"元"王様 ああ 深刻に捉えないで 真面目な奴は馬鹿を見るぜ
6.
こんな夜更けにどうしたんだい なんにもないけど上がってくかい 外は寒いだろ ここだって寒いけど 物もないのに散らかってる 酒は生まれつき飲めないんだ 素面で勘弁してくれんか だいたいいつもぼーっとして過ごしてる 一日だって寝てられる そんなだから期待してたんなら許してほしい 誰も招いたことがないから 電気を消したら布団にくるまって 一日の嫌なこと思い出して眠る 出て行きたくても他に当てはない すきま風 部屋のなか吹き荒れて ひとり震えている そういえば話があるんだっけ 言いたくないなら別にいいや 他人に興味はそんなには無いから いま聞いたってたぶん忘れる そんなだから居場所がないんなら使ってもいい こんなとこ来ないほうがいいけれど 仕事を終えたら床に転がって 何もかも嫌になる そんな日もある 悲しいことですら通り過ぎていく すきま風 僕のなか吹き荒れて ひとり震えている 暖かい日は窓を開けよう 晴れた日は布団を干そう 電気を消したら布団にくるまって 一日の嫌なこと思い出して眠る 出て行ったとしても僕は変わらない すきま風 部屋のなか吹き荒れて 震える 仕事を終えたら床に転がって 何もかも嫌になる そんな日もある 悲しいことですら歌にはならない すきま風 僕のなか吹き荒れて ひとり震えている
7.
人間なんか虫と同じだ 数が多いから調子に乗っている 見掛け倒しの二足歩行で 大きくなったように見せているが 気付けばこのサーカスにいた 育ての親は太った犬だった 二度と会えるかわからないけど そんなに悪い犬じゃなかったな ある日、間違って爪を立てちまった俺は そりゃあ何度もムチでぶたれた ヒゲの団長が猛獣使いと話していた「あいつはダメだろう」「売っちまうか」 夜中にそっと逃げ出した 俺様だって願い下げだ 一晩ずっと歩き回ってた そしたらどうだ どこまでも果てがなくて だんだん俺は怖くなって 朝には元の檻に戻ってた なぜだか 自分で鍵を閉めていたんだ 今ではサーカスの古株 俺が吠えればみんな震える 見様見真似の二足歩行です プライドなんかとうに捨てたんだ ある日、新入りのクマが俺を嘲笑っていた「ライオンだと?」「子猫に見えた」 ヒゲの団長は猫撫で声で俺に言った「わしに良い暮らしをさせてくれよ」 夜中にふっと思うんだ 俺はなんでこうなったんだ? 一晩ずっと考えていた そしたらどうだ 隣の檻が開く音がして やさしいライオンが出て行った 夜が明けたって帰らなかった それがさあ 俺はちょっと羨ましかったんだ やさしいライオンは その後死んだらしいけれど あいつは幸せだったのかなあ 夜中にそっと抜け出した あのワン公に会いに行くんだ 空いっぱいの星が出ていた そしたらどうだ 身体がふっと宙に浮かんで 寂しさは消えてなくなっていた 最近そんな夢を観るんだ

credits

released November 3, 2019

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薄塩指数 / Usushioshisuu Tokyo, Japan

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